職場における熱中症対策と労災認定

お知らせ

去年に続き、今年の夏も暑かったですねー。

去年と違って梅雨明けが遅く、梅雨明けと同時に一気に猛暑が押し寄せてきたせいか、私の周りでも体調を崩す人が続出しました。よくやく9月に入り、ほんの少し暑さも和らいだような気がしますが、実は9月に熱中症で倒れる方が多いそうです。

厚生労働省の調査によると、職場での熱中症による死傷者数(死亡者と休業4日以上の業務上疾病者数を加えた数)は近年400~500人台で推移していましたが、昨年は1178人と過去10年間で最多を記録し、死亡者も28人と前年比2倍となりました。業種別の死傷者数では、建設業がいちばん多く、次いで製造業、運輸業となっていますが、商業や警備業、その他の事業でも多く発生しています。

さて、皆さまの職場ではいかがでしょうか?万が一、職場で熱中症などで従業員が倒れた場合、応急処置をどのように行ったかで、裁判の行方が決まるそうです。

下の図は環境省が出している熱中症予防マニュアルです。これに沿った措置を会社が取っていれば安心ですね。