「社員の育成」していますか?

スタッフ通信

今年の夏もどこにも出かけること無く、ひたすらアマゾンプライムで映画を見ていました。
水野晴郎さんじゃないですが、「いやぁ、映画って本当にいいもんですね。」コロナが落ち着いたら、是非映画館に行きたいなと思っています。

さて、コロナで外出が減り、自社の体制について考える時間が増えてきました。特に、事務所の未来を考えると、「人材の育成」は、最重要課題です。
「育成」については、お客様からも色々とご相談を受けることがあります。

「社員のスキルが思うように上がらない」
「経営者目線で考えられる幹部が育たない」

うーん。どの会社も頭を悩ませているのですね。
社員の「教育・育成」は、大きく3つのカテゴリーがあります。

①「知識」の教育

文字通り、仕事を行う上で必要な知識についての教育です。私たちの事務所でいうと、法律や世の中の雇用情勢などを「知る」ための教育です。

②「技能(スキル)」の教育

仕事を行うための技術の教育です。私たちの仕事だと、法律上の知識を得た上で、就業規則を作成する文章力や、お客様へのヒアリング力などをトレーニングします。
知識がいくらあっても、実務ができないと困るので、OJTなどを通して「できる」ようにトレーニングします。

③「マインド」の育成

平たく言うと、「人間力」です。仕事への意欲、誠実さ、協調性等、豊かな人間性を育成します。
どんなに知識があって、スキルが高い人材でも、人間力の低い人は、人望が無いので、組織で活躍するのは難しいですね。

「知識」や「技術」は、後から身につけることが可能です。(もちろん、本人の適性や能力の差はありますが)
一方で、「マインド」については、育成にかなりの時間がかかります。また、時間をかけても、全く効果なし!という場合も・・。

そもそも、人は望んでいない方向に成長はしないので、会社が求める方向と本人の価値観が合わないと、どんなに教育しても、結果としてお互いに不満しか残らないということも・・。
逆に、本人が「こんなふうに成長したい」と願い、それが会社にとっても目指す方向だと、「育成・教育」は大きな効果をもたらします。

組織の価値観にあった人材であれば、「知識」や「スキル」は後から身につけることが可能です。
しかし、いくら「知識」や「スキル」があっても、組織の価値観と真逆の人材は、その中で活躍することは難しい・・。(場合によっては、モンスター社員になってしまうことも・・)

皆さんの会社はいかがでしょうか?
是非とも会社の未来を作る人材の育成に力をいれていただければと思います。

(文/石川)