人は見かけによらなかった話

スタッフ通信

10月中旬に次男の小学校で、「運動会」ならず「運動集会」がありました。

次男が通う小学校では、コロナの関係で、昨年より運動会を縮小して開催しており今年は2学年ずつ、保護者観覧は2名まで、1時間、入替方式となりました。

小学校の自転車置き場で、銀髪ロングヘアー、スカルプチュアネイルの派手なママさんがいました。
授業参観の際も見かけないタイプだったので「すごい派手なママだな。何の仕事してるんだろ?他の学年のママさんかな?」と思いつつ、グラウンドに向かいました。
私は開始時刻少し前に向かったので、グラウンドの最前列は(おそらく開場1時間くらい前から並んだ?)子供の勇姿を記録に残そうと、大きなカメラを持ったお父さんたちで埋め尽くされていました。

私はお父さんとお父さんの間より、グラウンド方向を見ることにしました。
遅れて到着した母(バァバ)と合流し、母も私同様、低身長なため「見えない」だの「眩しい」(←校庭に敷いてある砂利がかなり白いんです・・・)だの文句を言い始め、「開始ギリギリに来ちゃったから、仕方ないんだよ」と私がなだめていると「代わりましょうか?」と声をかけて下さる方が!!!

なんと自転車置き場でお見かけした、あの派手ママさんが斜め前から声をかけてくれました。

私たちの前にいる(見た目は普通の)お父さんたちは、自分の子供の出番が終わっても微動だにしなかったのに!

私たちは、派手ママさんにお礼をいい、最前列を譲ってもらいました。

そして次男の80m走が始まりました。
私はビデオ撮影をしていたのですが、次男がコーナーに差し掛かった、その時!?
母(バァバ)が「頑張れ―――――――!!!」と身を乗り出したためなんと白髪交じりの母の頭が、数秒、ドアップとなってしまうハプニングもありましたが無事に次男の勇姿(?)を映像に残すことができました。

自分の子の出番が終わり次第、派手ママさんに再度お礼を言って、後ろへ下がりました。

(見た目は普通の)お父さんの中には、最前列を陣取りながら、さらに脚立まで使用していた方もいたんですよ・・・。

派手ママさん、ありがとうございました。

(文/谷口)