試食のちから

スタッフ通信

先日、休憩中に駅のデパ地下へ手土産用に“おかき”を 買いに行きました。

時間も無いので事前にお店の目星を付けていき、 パッと見でコレ!と決めて注文しようとしたところ、 60代とみられる店員の女性が、わざわざカウンターから売り場の方へ出て来て下さり、
『よろしければどうぞ~』と、おかきを一つ差し出してくれました。

私は、普段、試食をしないようにしています。

というのも、少々潔癖気味なところがあり、混雑した空間で手を洗わずに素手で食べる、
ということに抵抗があるのです。

しかし、その時差し出されたおかきは、ひとつひとつ包装されていたこともあり、
折角なので、『それではいただきます』ということで試食することにしました。

味は、とびっきり普通です。

ということで、購入した商品はもともと決めていた別の商品で、
試食したものではありませんでした。

けれども、その女性の接客が丁寧だったというのはもちろんのこと、 会話の節々から仕事に対する楽しさがにじみ出ていたこと、 それから、優しい笑顔がとても印象的で幸せな気持ちになりました。

その店員さんとは、ほんの2、3分のやりとりでしたし、 もう2カ月以上も前の話なのですが、今でも店員さんの笑顔が浮かびます。

また、商品の良さを伝えるにあたり、売りつけるというわけではなく、 ただただ熱量はしっかりあって、それでいて自然体であるということに、 とても感動したのを覚えています。

そうしてくれたのは、「試食のちから」ではなく、 言うまでもなく店員さんの人間力だとおもいますが、 私は普段しない試食を通してすごい学びとエネルギーをもらいました。

私も見習おう!ということで、近々店員さんに会いに行ってみよう
とおもいます。

(文/石黒)