4月1日から新ルール!

スタッフ通信

皆さん、4月1日からお店に並ぶ商品や飲食店のメニューが消費税込みの価格表示になったのはご存じですか?

他のお店より安い!と思ったのに、いざ支払ったら思ったより高い金額になってびっくり。
値札には「価格は全て税抜価格です」と小さな文字が書かれていた経験がある人もいるのではないでしょうか?
こんながっかりを防ぐためのルールが「総額表示義務」です。

海外では既に総額表示が浸透していて、英国やフランスなのど欧州では総額表示が主流となっているようです。
消費者にとっては総額表示の方が分かりやすいのに、なぜ日本では今更というと、2度にわたる消費税率の引き上げの影響でもっと昔からするはずだったのに3月末までが猶予期間だったようです。
(消費税率が変更されると、お店側はレジの設定変更など作業が必要になり、そのような状況で総額表示の義務がでてくると値札を書き換えたり広告を差し替えたりする必要が生じ、お店側にとって痛手となってしまうから)

総額表示をしなかった場合の罰則は、消費税法では定められてはいません。
税抜き価格と税込み価格の併記は認められていても、値札で税抜き価格を大きく、税込み価格を極端に小さく表示するといった手法も消費者に誤解を与える恐れがあるため、違反とされるようです。

わたしたち消費者に寄り添ったルール「総額表示義務」。
値段の比較がラクになりますね。とはいえ、総額ではなく税抜き価格と一緒に表記することもできるので、今まで通り「この価格は税込みなのか?税抜きなのか?」しっかりとした見極めも大切です。
新たなルールを上手に活用して、賢く買い物を楽しんでいきましょう。

文/石井