インタビュー
Q 御事務所は少人数のお客様から上場企業までクライアントの規模が多岐に渡っているとのことで、お客様のご要望も様々ではないかと思うのですがサービス品質の面・所内の管理体制構築の面で気を付けていることはありますか。
小規模の事業所であるお客様の場合、労務関係については、社長やその奥様など、役員の方が直接携わっているケースが多いので、比較的意思の疎通がスムーズです。一方で、規模の大きなお客様の場合、私どもとの窓口が総務や人事担当者ということがほとんどです。
その場合、労務や人事にまつわる事項をどこまで窓口の担当者様に開示していいのかを、予め、経営者に確認しておくことがとても重要に思います。お客様の社内でのパワーバランスや組織体制、責任の所在を確認し、安心してお任せいただけるよう気を配っています。
Q サービスの品質のご質問に関連するかもしれませんがプライバシーマークの取得もされているのですか。
はい。私たちは、お客様のかなりの個人情報、センシティヴ情報を取り扱います。また、マイナンバー制度が開始され、より一層のセキュリティ体制が求められています。お客様に大切な従業員の個人情報を安心して預けていただけるよう、プライバシーマークを取得しております。
また、社内ではマイナンバーの管理が難しいという企業の皆様のご要望に応えるべく、マイナンバーの管理体制も専用サーバーを用意して、取得から保管まですべてお任せいただける体制も整っております。
Q 助成金や労働問題の相談は多いのでしょうか。
助成金については、当事務所ではかなりの申請実績があり、得意としております。単に助成金を受給してもらうだけではなく、そのための労務管理体制の整備や、教育カリキュラムのご提案などもさせていただいております。
労働問題についても、代表が特定社会保険労務士であることから、法律的な解釈を踏まえてのアドバイスをさせていただいております。顧問先からの労働問題の相談はそれほど多くありませんが、お客様のお知り合いや、税理士先生のご紹介などでご相談を受けることは数多くあります。既に争いの段階に入っているようなケースは提携している弁護士の無料相談を受けることもできるので、お客様に安心していただいております。
Q 社会保険労務士事務所にとって最新の労働法規の正確な把握、実際の現場で体験した経験という2つの質の違う要素が必要なのではないかと思いますが、実際いかがでしょうか。
そうですね。法律を扱うので、法律の改正や、正しい解釈等についてはしっかりと最新情報を掴んでいる必要があります。一方で、現場では法律通りに杓子定規にいかない場面も数多くあります。どちらかに偏ってもいいアドバイスはできません。法律を正しく理解した上で、現場でお互いのWINWINの関係を構築するためにはどうしたらいいのか?を常に考えていくところに、この仕事の難しさと醍醐味があるのだと思っています。
Q 最後にこのホームページを見て御事務所に依頼をしようと思っている方に、一言ご挨拶をお願いします。
お客様の問題を対岸の火事と考えず、一緒に悩み、考え、手を取り合って前に進めるパートナーでありたいと思っております。従業員の皆さんが、生き生きとやりがいを感じながら喜んで働いていける職場環境づくりを是非実現していただきたいと強く願っております。
インタビュー:法律相談お探しネット(http://www.houritsu-navi.com/)